25年前、1999年に購入したカフェオレボールです。

 

1999年は、平成11年。

アンジュが旧吉田町に開業した年です。

当時は吉田店にも、小さなカフェを併設しておりました。(現在はカフェはありません)

 

ケーキ屋を開く、カフェを併設すると決めてから、ケーキをのせるお皿にこだわりたい、と、まだ夢見がちだったころは思っておりました。

当時はインターネットも普及しておらず、

情報は、雑誌くらいしかありませんでした。。。

どこで買おうかな、と。

雑貨屋さんとか、食器屋さんへと、通いましたが、ピンとくるものが無くて。

 

そうしましたら、東京で働いていた妹が、下北沢に可愛いプロバンスの食器屋さんがあるらしいよ、職場のセンスの良い先輩からの情報だよ…と。

 

じゃぁ、行ってみますかと、東京へ。

25年前は、

suicaもない時代です。

切符を購入して、電車に乗ります。

路線図付のマップを持って新幹線で、予習した覚えがあります。恥ずかしい。。。

新幹線は、喫煙と禁煙に分かれていました。

携帯電話はかろうじてあったけど、個人の携帯を持っていませんでした。

家族で1つ持っていて、出かけるときに持って出かけるスタイルの我が家でした。

プライバシーなし。それはそれで、いい時代。

 

下北沢について、人に聞きながらお店にたどり着き、お店に並んだ食器を見て、

「絶対、ここの食器がいい!」と即決して、全て柄が違うケーキ皿を25枚買いました。

予算の3倍くらいするお皿でした(汗)

持って帰れないので、送ってもらい、開店10日前に届きました。

わぁ、うっとり、、、としたものです。

 

しかし!

土でできたケーキ皿。

食洗器対応ではなく、手洗いで、乾燥させるという…大変なお皿でした。

(お店の人は食洗器でも大丈夫って言ってたよなぁ、、、と思いましたが。)

しかも、すぐチップ(欠ける)してしまう。

開店時の忙しさもあり、バイトさんが次々に割ってしまい、(しょうがないことですが)

開店後の1か月後にまた下北沢に行き、買い足しますが、

やっぱり割れてしまう。。。

そのたびに、ショックを受け、これでは精神状態がよろしくないと判断し、ケーキ皿は買い直ししました。はぁ。。。。

あの時のケーキ皿の生き残りは、植木鉢の敷き皿などになっています。(泣)

 

その食器屋さんで、ついでに買ったこのカフェオレボールは、当時ショップカードを入れてお店にディスプレイをしておりました。

今は、我が家のリビングにあります。

カフェオレボールとはいうものの、一度も液体は入っていません。

 

せめて、このカフェオレボールだけは、大切な思い出として、手元に置いておきます。

リビングの棚に飾っていますが、今年の元日の地震の時、棚の端ギリギリまで移動していまして…。

良かった~、割れなくて。

 

大切な戦利品です。

こんな大きな器で、フランスではカフェオレを飲むのか、と、当時はビックリしたものです。クロワッサンを浸して食べるんですから。

(丼くらいの大きさです。)